* The Fourth day * **朝 [ 朝食の席 inバチカル ] ガ: なァ、今日この後、ロニール雪山に行かないか? イ: …珍しいですね、ガイがそんな事を言い出すなんて。 ガ: 昨日さ、ジェイドと話したんだが…以前あそこで六神将と戦った時雪崩が起きたろ? あん時はまだ小規模だったからよかったものの…あの影響でより大きな雪崩が起きる可能性があるんじゃないかと思ってな。 ティ: …そうか、あの山の近くには… ナ: ケテルブルクがありますわ! イ: 成程…つまり、ネフリー知事にその危険を示唆しつつ、様子を見に行こうというわけですね? ガ: 流石イオン。…それに、あの山にはセフィロトもある。また、六神将やヴァンが何かしてないとも限らない。 ティ: そう…そうね。事前に危機を回避出来るなら、それに越した事はないものね。 ル: いいんじゃないか? 俺は賛成。 ア: でもー、山でまた六神将と鉢合わせたらどーするの?また戦う事になったら、それこそ雪崩が起きちゃうかもだし。 ナ: 確かに…その可能性もありますわね。でも私はロニール雪山行きに賛成票を投じますわ。 ティ: アニスの言うことももっともだけれど…私も、せめてケテルブルクに行ってネフリー知事にはお話した方がいいと思うわ。 イ: 僕もティアと同意見です。 ア: …イオン様がそう言うならー…。 ガ: これは決まり…で、いいのか? ル: そーいやジェイドはどうなんだ? 何も言ってねェけど。 ジェ: 私はガイと同意見ですよ。…というか、ガイが話した事の半分は私の意見ですから。 ル: あ、そうか。 ジェ: 皆さんが反対しないのであれば、一度行ってみてもいいでしょう。何かがあるという確証はありませんが。 ガ: 何もないという確証も、だろ? ジェ: その通り。 ティ: ……。 ジェ: おや、どうしました、ティア? ティ: あ、いえ! 何でもありません…。 ジェ: アルビオールの修理は終わっていますし、今ノエルが細かい整備をしてくれています。準備が出来次第、出発しましょう。 ル: 判った。 **昼 [ ケテルブルク知事邸 ] ネフリー(以下:ネ): あらお兄さん……お兄さん? ジェ: こんにちはネフリー。 ネ: …いらっしゃいお兄さん。皆さんも…御用件は? ジェ: 実はですね…ガイ! 説明をお願いします。 ガ: …結局そうなるのか…。 説 明 中 (ですの!) ネ: そう…先日の雪崩はお兄さん達が… ジェ: 私達はこれから山へ行ってみます。ネフリー、街の方は頼みましたよ。 ネ: 判りました。皆さんも、どうかお気をつけて。 ガ: …有難う。 [ 雪山登山 ] ア: うあー…寒ーィ。 ナ: そうですわね……きゃあっ!(滑) ガ: 危ないっ!(ガシッ) 一同: ……!? ナ: あ、有難うガイ…あなた、もう本当に女性恐怖症を克服したのではなくて? ティ: あ、あの、それは…き、きっと危険が迫ってる時や切羽詰った時は考えるより先に体が動くからじゃないかしら? イ: 以前、アニスを助けた時もそうでしたよね。 ジェ: 成程!(ばちこーん☆/ウインク)確かタタル渓谷で……でした…よね? 一同: (唖然) ガ: …お、おいおいジェイドの旦那! そいつは俺の専売特許だっての。 ル: …吃驚したー…俺、一瞬ジェイドがガイに見えたよ。 ティ: なっ、何馬鹿な事言ってるのルーク。 ア: 大佐ァ、ほどほどにしといて下さいよー。 ナ: ほどほどって…何をですの? ア: ななな何でもなァーいv ガ: ナタリア、怪我はないかい? ナ: え、ええ…あなたのおかげですわ、ガイ。有難う。 ガ: 御礼なんていいよ。俺は、君のその綺麗な顔に傷でもついたらどうしようかと…。 ジェ: っ……さァ、いつまでもお喋りしてないで行きますよ。 ティ: ……大丈夫かしら…。 ル: ん? 何か言ったか? ティ: う、ううん、何でもないわ。 ガ: ………。 [ パッセージリングにて sideA ] ア: あ、あれって… ル: アッシュ! アッシュ(以下:アシュ): …お前ら…っ! ル: 久しぶりだな! …お前も、ここに何か用か? アシュ: お前達こそ、こんな所で何をしている? ガ: 見回りみたいなもんだよ。 アシュ: …、……そうか。それなら無駄足だったな。 ジェ: ほう…何故そう言い切れます? アシュ: …、ここにはもう何の仕掛けもない。たった今見てきた所だ。 ティ: という事は、あなた他のセフィロトも… アシュ: …あァ、ここで最後だ。ヴァンが何かを仕掛けた形跡は何処にもなかった。 ナ: アッシュ! そんな…単独で、そんな危険な事をなさっていましたの!? ル: そうだよ! …アッシュ、やっぱり俺達と一緒に… アシュ: 黙れ! レプリカ風情が…俺のやり方に口を出すな!! ル: でもっ… アシュ: くどい! 用が済んだならさっさと失せろ屑が!! ル: 待てよ! せめて話ぐらい…っ アシュ: 今更何を話す事がある!? 離せっ、俺はもう行く!! ル: そう言われて離すやつがいるか! アシュ: てンめェ…飛び散れっ!! 出来損ないがっ! ル: ……アッシュ…っ……行っちまった…。 [ パッセージリングにて sideB ] ジェ: …よく会いますね。 ガ: そうだな。あの言い争いも恒例だよな。 ジェ: …よく、飽きませんよね。 ガ: むしろ楽しそうだな。いいんじゃねェか? ジェ: ……よく、あんな暴言がぽんぽんと出てきますよね。 ガ: ボキャブラリーは豊富なんだな、アイツ。 アシュ: てンめェ…飛び散れっ!! 出来損ないがっ! ガ: ……。 ジェ: ……。 ガ: ……行っちまった…。 ジェ: …飛び散れ…って、暴言ですか…? ガ: 少なくともルークにとっては。 ジェ: ……。 ガ: …やはり似ている、か…。 ジェ&ガ: ………。 **夜 [ 再びケテルブルク(ですの!) ] ガ: 反省会をします。 ジェ: ………はい…。 ガ: 口調、喋り方などはまァ及第点です。皆が話している時はなるべく静観、よく出来ていたと言っていいでしょう。 ジェ: ……。 ガ: あァ、その前に、あの局面であなたは、ナタリアを助けましたか? ジェ: そりゃあとっさに手は出るだろうが…どうかな…。 ガ: アニスの時は意識下で触れていましたから、意識した無意識下なら恐らく平気なのだとは思いますが…。 ジェ: 何の考察だよ…。 ガ: 勿論あなたの女性恐怖症のですよ。 ジェ: ……あーまァそのー…何つーか…悪かった。 ガ: おや、今日は素直ですね。 ジェ: 油断…してたんだよな。何日か経って、ちょっと慣れてきて…。 ガ: …そんな事だろうと思いましたよ。 ジェ: 本ッ当悪かった! この通り!! ガ: …やれやれ、そこまで言われたら怒るに怒れないじゃないですか。 ジェ: じゃあ… ガ: 次からは気を付けて下さいよ。…私も、自分のウインクなんてそう何度も見たくありませんから。 ジェ: はは……悪かったよ。 ガ: ところで、私の方はどうでしたか? ジェ: あー…アンタ朝っぱらから飛ばしてたよなァ…。何か本当に"俺"がそこにいるみたいだったよ。 ガ: ティアのフォローがなかったら危うかったですよ。 ジェ: …ルークやナタリアは…時々核心に迫ったことを言うよな。 ガ: そうですね。…ナタリアは、或いは気付いているかも知れませんが。 ジェ: ルークはあれが素だから恐ろしいよ…。 ガ: あと気になるのはアニスですが… ジェ: アニスは気付いてるんじゃないか? ティアと一緒になって何か言ってたろ? ガ: ……そう…いや、多分気付いてはいないでしょう。 ジェ: ? じゃあどうしてあんな… ガ: 私達の関係、に気付いているという可能性があります。 ジェ: かっ…関係とか言うな! ガ: おやァ、照れているのですか? ジェ: っ……ち、違う! ガ: …ま、そういう事にしておきましょうか。 ジェ: …っ………! ガ: …どうしました? 顔が赤いですよ? ジェ: 黙れっ! 寄るな!! ⇒The Fifth day |