**5日目:夜


[ ケテルブルクホテルの一室にて ]

ジェ: っう…くっ……
ガ: …ガイ?
ジェ: あ…悪ィ起こしたか…っ痛、う…
ガ: どうしたんです?
ジェ: わ…っかんねェ…けど……っ…
ガ: 落ち着いて、喋らないで下さい。
ジェ: っ…う…
ガ: ガイ、ガイ聞こえますか? 意識をしっかり持って、深くゆっくり呼吸を…そう…ゆっくりでいいです。
ジェ: …っ…痛…な…んだよコレ…っ
ガ: ガイ! 私の声に集中しなさい。意識をしっかり…あなたはガイです、いいですか? ジェイドではありませんよ。
ジェ: っ…わかっ…てるっての…っ……
ガ: …ふむ…もう、大丈夫そうですね…起きられますか?
ジェ: …あァ…何とか…
ガ: 一体どうしたのですか?
ジェ: 判んねェ…けど、いきなり身体中が痛くなって…何て言うか…押し潰されそうな感じがしたんだ。
ガ: 外的なものですか?
ジェ: どう…なんだろうな。何かこう…とんでもない力に圧倒されるみたいな感じがしたんだが…
ガ: 力…ですか……ガイ、どちらでもいいので、手を。
ジェ: ? あァ…ほら。
ガ: 失礼。…どうです?
ジェ: ……っ…あ…今…何かが抜けてく感じがした。
ガ: …やはりそうでしたか。ガイ、しばらくこうしていなさい。
ジェ: こうって…今みたく手ェ繋いだままって事か?
ガ: ええ。何でしたら、このまま眠ってしまっても構いませんよ?
ジェ: 遠慮しとく…そうだ、一体どういう事なのか説明してくれよ。
ガ: …やめておきましょう。今は…確信が持てませんので。
ジェ: 何だよそれ…
ガ: 先程のような症状が出たらすぐに私に言いなさい。いいですね?
ジェ: …判ったよ。
ガ: 必ずですよ? 痩せ我慢などしないように…生命にかかわるかも知れませんから。
ジェ: え?
ガ: いえいえ何でも。さ、そろそろ寝ましょうか。
ジェ: あァ…っていい加減手を離せ!
















(5日目夜・ジェイドとガイ)


難しい話の具体化…の、つもり(ぇ)
音素とかに対して、自分設定が色濃すぎでゴメンナサイ(平謝り)