**3日目:夕方


[ バチカル宿屋にて ]

ル: なァティア、暇だったら一緒に買い物行こうぜ。
ティ: え…私は構わないけど…あなた、御両親に会いに行くんじゃなかったの?
ル: あー…そういやそうだった。
ティ: もう…やっぱりそんな事だろうと思ってたわ。
ル: じゃあ今からちょっと行ってくるかなァ…。
ティ: その方がいいわ。買い物は私が…
ル: え? 何でだよ、どうせならティアも会ってけばいいだろ? ほら、前に来た時はドタバタしててちゃんと紹介も出来なかったし。
ティ: えっ…わ、私は……そんな、あなたの御両親に紹介なんて……そんな…っ
ル: ? 何お前赤くなってんの?
ティ: な、何って…だっ…て、あなたがいきなり変な事言うからじゃないの!
ル: は? 俺なんか変な事言った?
ティ: っ……もう…知らないっ!
ル: お、おいティア!
ティ: ほっといて! 私は道具屋に行ってくるから、あなたは早く御両親に会いに行ったら?
ル: …って、お前顔真っ赤だぞ? それで外出る気かよ?
ティ: ……誰の所為だと思っているの?
ル: 何かよく判んねェけど俺の所為なんだろ? …あーくそ、取り敢えず落ち着けって。
ティ: ……、御両親には、一人で会いに行って。
ル: …あ、あァ…けど、
ティ: 私は! 私は…ここで待っているから…道具屋はあなたが帰ってきてから、一緒に行きましょう。
ル: ティア…
ティ: は、早く行ってったら!
ル: あァ、行ってくる。ちゃんと待ってろよ?
ティ: 判ってます! …行ってらっしゃい、ルーク。


[ お買い物ーお買い物ー ]

ティ: 御両親はお元気だった?
ル: あァ。旅の話とか、色々してきた。
ティ: ふふ、あなたの事が心配なのね、やっぱり。
ル: あ、それから母上にお前の話したらさ、
ティ: !? わ、私の!?
ル: そしたら、今度改めて紹介しろってさ。だから今度は一緒に行こうな。
ティ: っ……もう…知らないっ!!
ル: またかよ! おい、待てってティア!!
















(3日目夕方・ルークとティア)


さりげなくルクティア。
ルークは他意なくこういう事を言うので、ティアは気が気じゃないとかそういうほのぼの。