雰囲気的な言葉の欠片:明中暗
01.明星に思う
02.中途半端な感情
03.暗がりを怖がるような


空はやがて、切り裂くような光に追いやられて夜明けの色に染まった。
変化の途中はどうしたって曖昧な形しか成さず、
街並みはただ、積み上げられたブロックの集合体にしか見えなかった。
暗い朝はやがて、溢れんばかりの光に包まれる。そしてこれはその直前の世界。